ハガキの横書きはしてはいけないもの?

近年では様々な連絡事項はもちろんのこと、暑中見舞いや年始の挨拶などもメールで済ませる人が増えていますが、それでもまだまだハガキが必要となる場面は少なくありません。
仕事上の取引先や勤務先の上司などに対しては、やはり各種の挨拶状などはメールよりもハガキを使用した方が好ましいケースが多いですし、家族や友人などに送る場合においても、独特の趣が感じられるという利点があります。
近況を伝える為の写真を印刷したり、手書きの絵を添えたりなど様々な工夫を凝らして楽しむこともできるハガキでの挨拶ですが、実際に作成する際に気になるのが、文字の書き方のマナーです。
近年、特に若い世代の間では縦書きで文字を書く習慣が薄れてきており、またインターネットのウェブサイトもほとんどが横書きで構成されているので、ハガキにおいても同様に作成する人が多いですが、これはハガキのマナーやルール的にどうなのか、という疑問を抱く人も少なくありません。
結論から言えば、特にハガキにおいて横書きをしてはならないというルールは無い為、基本的には書きやすい方法で作成すれば良いということになります。
前述のように、現在ではインターネット普及の背景から、縦よりも横に文字が流れていた方が読みやすいという人が増えている為、相手方の読みやすさに配慮した場合むしろ横の方がベターな選択と言えますし、手書きの場合などは書き慣れた横の方が綺麗に文字が書ける場合もあります。
とはいえ、横書きで作成されたハガキというものは、縦書きのそれと比較してどうしてもカジュアルな印象になってしまうのも確かです。
故に、身近な家族や友人に対して送るプライベートなものであれば問題ありませんが、目上の人に対してや仕事上のものに関しては、縦書きで作成した方が無難であると言えます。
また、何れの場合においても宛先とメッセージの文字方向を統一させておくことが大切です。
宛先とメッセージで文字方向が異なると、バランスが悪く見づらい印象となってしまうので注意しましょう。

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