年賀状などは縦書きが主流な気が

元々、日本では古くから新年に書を渡す習慣がありました。
最初のうちは、上流階級の人々が封書で送っていましたが、
郵便制度の発達と共に、庶民もハガキで年賀状を送り合うようになりました。
ハガキは、世界でも珍しいクジがついていて、新年のお祝いをすると同時に、
当選の楽しみのある日本人の年中行事になりました。

最近では、公文書も横書きになってきていて、
ただ文章を書く時や、メモなどは横書きで書く人も増えています。
しかし、日本語は昔から縦書きで書かれてきた言語です。
ひらがなや感じの流れのある自体は、縦にすることで、より流暢に見えます。
年賀状でも主流なように、ハガキを書く時は、正式には縦書きで書くことがマナーになります。
縦書きにすることで、年配の方は重みを感じて受け取ってくれます。
プリンターで年賀状を印刷する場合も、縦になっているかを確認しましょう。

注意点として、プリンターでハガキの裏面も表面も印刷してしまうのはよくありません。
特に目上の方に出す場合は、必ず手書きの文章を添えるようにしましょう。
郵便番号が7桁になり、細かな住所まで含まれるようになりましたが、
住所は都道府県から書くのが、相手に対しての礼儀になります。

また、相手を祝うために出すものですから、
引越しの連絡や、自分の近況を書くものではありません。
会社で出す場合も、商品のアピールになるような言葉は使わないようにします。
病気の話など、暗い話題も避けるべきです。
去る、失う、滅びる、絶えるなどの縁起の悪い忌み言葉も使ってはいけません。
字を書くときに、間違ってしまったときも、修正ペンを使ってはいけませんので、
新しいハガキに書き直すようにしましょう。

何かと忙しい年末年始ですが、年賀状として送っていいのは、1月7日までです。
それ以降になる場合は、寒中見舞いとして出します。
喪中の時に受け取った時も、1月7日以降に喪中である旨を記載して、
寒中見舞いや挨拶状として出すようにします。

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