暑中見舞いも縦だったなと

最近は暑中見舞いをハガキで書いて送る機会も少なくなり、手軽にメールやオンラインのグリーティングカードですませてしまう人も多いと思います。
そのため、昔もらった暑中見舞いが縦書きだったか横書きだったか聞かれてもすぐに返答することは難しいかもしれません。
身近な人との関係も疎遠になりがちな昨今、インターネットを利用したメールなどではなく、ハガキを使って心のこもった手書きの暑中見舞いを送ってみましょう。
まずハガキを横書きで使うのと縦書きで使うのではどちらがいいかというと、特に決まりはありませんが縦書きで書くのが一般的です。
実際の書き方ですが、まずは最初に書き出しの文として少し大きめの字で「暑中お見舞い申し上げます」というような季節の挨拶を書きます。
次に、少し間隔をあけて、自分の近況報告や相手の安否を気遣うような内容を書いていきます。この部分に関してはあまりにも常識はずれな言葉遣いや発言をしない限りは形式にこだわる必要はありませんので、引越しや結婚などの近況を一気に報告するのに利用することができます。
書きたいことをしっかりと書いたら、文末には相手の祈る言葉を書き添えます。
また少し間隔をあけて、今度は日付を書き入れます。日付は投函した日やハガキを書いた日を書くのではなく「平成〇〇年 初夏」「平成〇〇年 〇月」というように、正確な日付を記すことは避けます。
「拝啓」や「敬具」といったような頭語や結語は必要ありません。
ここまで書き終えたら、最後に間違いがないかを確認し、問題がなければ投函します。
暑中見舞いは送る時期がとても大切で、梅雨明けくらいから立秋くらいまでの期間に送るのが一般的です。
ですのでだいたい7月7日頃から8月7日頃の間に投函しなくてはいけません。7月7日より前に投函する場合は「梅雨見舞い」8月7日以降に投函する場合は「残暑見舞い」として送る必要があるので、間違った時期に送ってしまわないように注意が必要です。

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